霜降(そうこう)、立冬(りっとう)

2017年11月【第85号】
  • Illustration by Sayaka Terashima

 10月23日は二十四節気で「霜降」。秋が深まり、霜が降りる時期を意味する。空気が乾燥し、朝晩は冷え込むようになるが、東京に初霜が降りる時期は11月30日前後だと言われているので、実際に霜が降りるのはまだまだ先。紅葉を眺めて楽しむ「紅葉狩り」は、奈良時代から行われていたと言われ、その後、平安貴族の間でも流行し、江戸時代にはお花見と同様、庶民の間でも楽しまれるようになった。読書や映画鑑賞など、秋の夜長を楽しむのにもぴったりの季節だ。
 11月7日は二十四節気で「立冬」。この頃になると木枯らし1号が吹いたり、北海道や東北の地域では、初雪が降り始める。この日から「立春」の前日までが冬にあたる。中国のことわざに「立冬補冬、補嘴空(立冬の時期は旬の食べ物で栄養を補給しよう)」というものがあり、この季節に収穫されたものを食べて栄養を補おう、という意味がある。ニンニクやニラ、しょうがなど、手足を温める食材を毎日の献立に取り入れて、冷えを予防しよう。