秋分・寒露

2017年10月【第84号】
  • Illustration by Yayoi Kamiguchi

 9月23日は二十四節気で「秋分」。若干暑さは残るものの、この日を境に、だんだん日が短くなっていく。秋分の日は、お彼岸の中日にあたり、先祖の霊を供養するため墓参りをしたり、おはぎを食べる風習がある。まだ台風が多い時期ではあるが、秋の気配が感じられ、過ごしやすい気候の日が増えてくる。また、田畑では農作物の収穫作業がピークを迎える。
 10月1日頃になると、至るところで金木犀の花の香りが漂い始める。九里先まで香ることから“九里香(きゅうりこう)”とも呼ばれる。
 10月8日は「寒露」。晩夏から初秋にかけて、草木に落ちる冷たい露のことを指す。空気が澄んで晴天の日が増えるため、全国各地で運動会やイベントが行われる時期でもある。一年のうちでも過ごしやすく、まち歩きも楽しくなるこの時期。秋の気配を感じながら、ふるさとの味や文化を求めて、日本橋散策に出かけてみてはいかがだろうか。